2015年3月27日金曜日

 INTA東京ミィーティングの2日目です。休憩時間に中年の中国人女性と話をしました。彼女は、北海道で5、6年暮らしたことがあるということで日本語を話すことができます。彼女は、私になぜ日本人の参加者が少ないのかと問いました。折角、日本で開催されるのに、なぜ日本人(特に企業から)は参加しないのかと聞かれました。
 私も同様に感じていました。台湾、中国からは多くの人が参加しているように思いました。韓国、フィリピン、香港、マレーシアからも来られています。それに引き替え、日本人は少ないように思いました。そして、私が話した人は大抵日本語を話すことができました。
 彼女も、アジアの近隣国からの参加に比べて、ホスト国である日本の参加者が少ないと感じたのでしょう。

2015年3月26日木曜日

 International Trademark Association (INTA)のミィーティングが今日明日の2日間、東京ヒルトンホテルで開催されます。
 今日のセッションで興味があったのは、地理的表示(Geographical Indications)です。日本からは、農林水産省の藤田氏が、今年6月から施行される、いわゆる地理的表示法についてから説明があり、次に、小泉弁護士が、日本で地理的表示保護制度が導入されるされることを賞賛しつつ、その導入によって生じるであろう課題について、商標法あるいは国際条約の観点から発表されました。
 しかしながら、保護すべき地理的表示は農産物だけではありません。手工芸品などのようなその地域で独特の方法でつくられるものがあります。
 これをタイに在住のlawyer(フランス人)は、Geo-authenticity(地理確実性)という言葉を使用して説明していました。「Innovation without patents」という書物が参考になります。